不動産は高額になるので、いよいよ売買契約締結するにあたり、大半のお客さまから「契約日は、良い日でお願いします。」と言われます。当初は、「六曜なんてまったく気にしない。」とお話していた方も、両親や先輩に相談すると、やはり日柄(ひがら)を気にするようになります。

今回は、既によく知られている「六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜)」の話ではありません。これから、不動産を購入・建築などの計画があり「不動産は、一生に一度の買い物!どうせやるなら、一番いい日に契約したい。」と強く望んでいる方にお薦めの情報です。

なお、「この日でないといけない。」などと野暮な事を言うつもりは全くありません。ただただ、「諸説色々あるでしょうが、これから事を始める方、既に始めている方たちが、気持ち良く出来れば最高!!」という念いで書いています。

目次

1.一番縁起の良い日は?
2.一つのことが、万倍になる日とは?
3.建築する場合には、避けたい日とは?
4.何事も達成されない日とは?
5.その他のよい日とは?

1.一番縁起の良い日は?

■ 天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)

暦には「天しや」と書かれ、選日にも書かれています。 この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日です。 そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記されています。結婚・開業・開店・転居・口座開設・財布の新調・先送りしていたことの始める場合などに最良の吉日とされています。年によって異なるのですが、一年間に5回か6回あります。

2.一つのことが、万倍になる日とは?

■ 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

文字通り、一粒が万倍に膨れ上がる意味です。元々は、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂に育つ様を表したものという意味です。開業・開店・出資にも良い日とされています。逆に、人から物を借りたり借金をすると、あとあと苦労が万倍にも増してしまうので注意したほうがよいと言われています。

一粒万倍日と大安などの吉日が重なる日は良いことが倍になり、仏滅などと重なると日は、悪いことが半減するといわれるほど縁起のいい日です。

3.建築する場合には、避けたい日とは?

■ 三隣亡(さんりんぼう)

この日に建築すれば火難を受け,隣3軒を滅ぼすと言われています。1,4,7,10月は亥 (い) の日/,5,8,11月は寅 (とら) の日,3,6,9,12月は午 (うま) の日がこれにあたると言われています。

建築業界では、一番嫌がられる日です。

4.何事も達成されない日とは?

■ 不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)

文字通り、何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約など行うことは凶とされている日です。

5.その他のよい日とは?

■ 巳の日(みのひ)

巳(み)の日に弁財天の遣いである白蛇(巳:へび)に願い事をすれば、その願いが弁財天に届けられると言われており、金運・財運にまつわる縁起のいい吉日とされています。

■ 寅の日(とらのひ)

寅は「千里の道を駆け巡り、また一瞬で戻って来る」動物です。出したものが戻ってくることから、寅の日に旅行や漁へ出ると、安全に戻ってくると言われています。
また、財布から出て行ったお金も一瞬にして戻ってくると言われることから財布を使い始める最適の日とも言われています。

まとめ

インターネットで、それぞれの日が簡単に検索できます。2019年も検索できます。最近、ほとんどの宝くじ販売店で「一粒万倍日」と目につくのぼりを立てているお店が増えてきました。天赦日の方は、意味が分かり難いためか?目にする機会は、まだまだ少ないのではないでしょうか?これも、一番最初にお話したとおり、気持ちの問題という感覚でいないと、気にしすぎて何も出来なくなってしまいます。

因みに、今年の天赦日は「9月13日・11月28日」の2日間だけです。天赦日+一粒万倍日が重なる日は、9月13日の1日だけです。宝くじでも買いますか?

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